男の餃子 白米2号編
※餃子の作り方は中盤にあると思われます。
ある男の元にお米が届いた。
男は考えを巡らせた。いつから腹一杯米を食べる事を躊躇するようになったのだろうか。ビールを飲むこと、レモンサワーを飲むこと、それに気を取られいつから白米を胃の限界までぶち込むことを忘れてしまったのだろうか。
かく言う男はそこまで大食いではなかった。
かく言う男の母は間違いなく料理上手で男は米をおかわりするタイミングはいくらでもあった。いくら遺伝とは言え、気づいたら176㎝になっていた男とは思えぬほどの小食だった。
しかし、男は齢20歳。一人暮らしを始めてから胃袋の成長が覚醒した。気づけば白米がお替わり自由の店にしかいかなくなった。実家に帰省するたびに、2号は米を食うようになった。
男の身長は20歳を超えてからも伸び続けた。気づけば26歳の春、180㎝に到達したのであった。意味が分からない。もちろんではあるが横にも大きくなった。
こんな話はどうでもいい、今回は餃子である。
世界に数ある料理の中でも餃子は間違いなく3指に入る好物である。おかげさまで料理上手の母のおかげで男は餃子の作り方はマスターしていた。無限に米を食べられる最高のアイテムである餃子を男はマスターしていたのである。
★男の餃子の材料です★
豚ひき肉 食えるだけ
キャベツ 腹に入るだけ
餃子の皮 あるだけ包めば良し!
にんにく 口臭と向き合って
ニラ お好み
調味料
塩コショウ
しょうが
お供
ゴールドスター 一生飲めるな、これは。
お供音楽
最後の将軍/レキシ
①キャベツは皆さんの気が済むまで刻んでください。刻めば刻むだけ旨くなるわけではございませんが、思いのままに包丁を振り続けてください。他の食材も同様です。キャベツはレンチンしたりしていい感じに水分を飛ばしましょう。レンジの時間とかは私は知らないので気合です。
②タネを作ります。適当に全部ぶち込んで混ぜましょう。この段階で味見はしないようにしましょう。死にます。寝かせると良い感じになると聞きますが、私は知りません。
③包みます。包むコツはYouTubeをたくさん見ましょう。基本はタネを入れすぎない。皮は思っているよりか弱いので、かわいくかわいく、それはもうかわいく扱ってあげましょう。
④焼きます。焼いてる時は真剣なので写真は撮りません。これは男の戦いなのです。舐めてかかれば丸焦げに、焦げを恐れれば一生帰らぬ人に。そのリスクとの戦いでスマホを握るなど言語同断。
アドバイスとしては、油をしっかりひいて一回に焼きすぎないこと。下面に焦げ目が少しついたら、餃子君たちが四分の一くらい浸るくらいまで水を入れて蓋をして水分が飛ぶまで凝視しましょうね。
⑤気づいたらこうなります。
上の写真を見ていただければわかるでしょう。言いたいことわかるでしょう。心配しなく良いんだよ。
もちろん米を食べる事だけに餃子を作り、挙句の果てには作りながら餃子を10個食べてしまった男に、完食できるはずもなく、、、、、
まあ、したんですけどね。食べ過ぎて死にそうになりがらこの記事を書いている、フォーエバー。
◆今日の所感
一生餃子食べてたいなあ、でぶぅ。